「人生は自由研究」日本とハワイの医療を学ぶ ナースのブログ(Kimie Kameda)

ハワイ島でLomi lomi(ハワイ伝統医療)を学び7年目になります。手を使い身体を観察する様々な術を学び、その技は看護でもあると気づきました。ハワイでの学びを生かし病院の外にある看護師のお仕事(セラピスト、教育、教育旅行の帯同)に挑戦し人生丸ごと自由研究中です。

【ハワイ島】ハワイの伝統医療を学び、看護を振り返る旅

6年目となる
ワイ島での学習。

私は
看護と
ハワイの伝統医療Lomi lomiを融合し
クライアントさん
患者さん
地域の方へ
提供させていただいています。

6年間取り組む中
沢山のクライアントさんとの
出会いがあり
多くの声をききました。


がんを患うクライアントさんとも
Lomi lomi(看護とハワイの医療の融合)
によって出逢い
クライアントさんと一緒に
生きることについて
多くのことを考え
気づかされました。


人生の最終段階

どのような支援ができるのか

もっと何かできることはないのか

そして
これで良かったのか

振り返ります。



時は1年前

師である
ワイ島在住の
デェーン カオヘラニ シルバへ
講義をリクエストしたのは
「がん患者さんへのLomilomi」
でした。
少しでも
心地よい時間を過ごすヒントはないのか
と願いました。

引き受けていただけるか
わかりませんでしたが
思いのままに依頼した記憶があります。

リクエストから
約1年後
9月9日から3日間

彼の講義が実現し

テーマは
「統合腫瘍学」

◯言うまでもなく

「確信」

となる講義となりました。

アメリカ、オーストラリアなど
マッサージなどの補完医療の効果や根拠は
すでに10年前から発表されています。

医師(Doctor of Chiropractic: DC)である
彼の長年取り組んだ歴史と
最新データなど
多くの紹介は
私の学習意欲を掻き立てられました。


医療の中では
疾患や障害を抱える患者さんに対して
安全にケアする為に
知識や工夫が当然求められます。

クライアントさんや患者さん
お一人お一人にに合った
そんな Lomilomiを行うことができると
確信しました。


◯病院というセーフティボックスの中で、
いとも簡単に認められるマッサージ法!!!!彼が伝えるLomilomiの中に
究極の看護がありました。





「あー忘れていた(*≧艸≦)」

ショックを受けました。

同時に
「究極!!!!」
と新たな視点に辿り着きました。

(*今後、
私が実施する結果を紹介できたらと思います。)


◯ナースもセラピストも
コンディションが大切!!!!

と、
毎回
ワイ島で気づかされます。

♫自分自身が充分に癒される事

(*癒しは心身の休養でもありますが、
私の体験から言いますと
自分を形成する奥深い部分に気づき
視点を変えるプロセスでもあると思います。
気づいてそのままでは蓋を開けただけではなく、対処する方法もあります。その方法は、習得し言語化に至った時発信します)

♫偏らず調和がとれた状態である事

(*中庸という言葉で表現するのが私は好きですが、これについてもまた今度)

コンディションが整う度に
クライアントさんが何を望むのか
どんな風に工夫できるのか
イデアが湧きます。(*思考停止から解放される感じ)


◯志しを共にする学ぶ仲間
_φ(ˇ‿ˇ*)φ_

マイノリティであるほど
学ぶ環境も少なく(私はアメリカまで来ちゃってます)
迷いや葛藤があります。

この先生から学びたい!!!!
という先生との出会いが大きいですね。

そして私の場合
先生との全ての調整を引き受けてくださるアシスタント(*ゆみこさん)の存在が実現の第一歩となりました。
同時に
彼女はこの学問を学ぶ仲間であり
(*先生含めて、メンバー全員が学ぶ情熱のもと実現した講義となりました)

専門性ある医学の内容を
正確に伝えてくれる通訳さん(私がアメリカで学ぶにあたり、英語の壁はほぼ無し)
でもあります。

そして
クラスメイト(*ルームメイトの尚子さんは、お料理がサイコー。美味しい秘密は麹)
彼女が行う外科看護の中でもまた
様々な葛藤を持ち
参加されていました。


◯看護とマッサージについて

辛い時に背中をさすったり
お腹をさすったりするなど
マッサージは
日々行う
看護技術です。


🌿乳がんを患うクライアントさん

「背中をさすって欲しい」
と直接連絡をいただき
クリニックで
マッサージを行いました。

背中の辛さは
悪化など
大きな変化があったというわけではなく

ただただ何か辛く
ゆっくりお話しして
心地よいという感情を
少し回復され
お帰りになりました。

🌿緩和ケアを希望する患者さん

ご家族から依頼があり
入院されている病棟を
訪問させていただきました。
ご本人は
浮腫んだ足が辛いと言われましたので
呼吸を整えた後に
(処置をされていて)包帯の上からでしたが
静かにタッチさせていただきました。

「気持ち良かった」

翌日
旅立たれたそうです。

私の取り組みは
看護師として特別なことではありません。

身体に触れながら

🌿思い出の場所を語り、そのエピソードに笑う事もあり
🌿家族や友人への配慮している心の内を語り
🌿同じような病気を患う方のブログを読んで、ちょっとした工夫をしていると話されたり
🌿最期の時間をどう過ごすか、きかせていただくことも
🌿時に沈黙したり

単なるマッサージではなく
内なる声をきかせていただくような
そんな時間です。

ワイ島で学んだ

「究極の看護」

社会にどう提供できるのか
地道に楽しく
多くの声をきかせていただき
その意味を感じ
もっと良い工夫ができるように

看護と Lomilomiを続けていきたいと思います。


(*2年前(*≧艸≦))