「人生は自由研究」日本とハワイの医療を学ぶ ナースのブログ(Kimie Kameda)

ハワイ島でLomi lomi(ハワイ伝統医療)を学び7年目になります。手を使い身体を観察する様々な術を学び、その技は看護でもあると気づきました。ハワイでの学びを生かし病院の外にある看護師のお仕事(セラピスト、教育、教育旅行の帯同)に挑戦し人生丸ごと自由研究中です。

【おじいちゃん、おばあちゃんかえら伝えられた事】④平成4年 新人看護師の救世主

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

 

今日の

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読書時間

過去の写真をみる時間


f:id:kimiekameda:20200921085247j:imageミラノ

 

去年の秋はイタリア🇮🇹に旅をしました

それはそれは beautiful  days💕

 

海外旅行2-3年後に行けたら〜って考えています。

感染症社会のうつうつした感情から

少し回復してきたようです。

 

今は北海道で

beautiful days💕

 

 

*⁎ˇ◡ˇ⁎✩*⋆✩⃛⁎

 

 

今日のテーマ

 

時は30年前

 

【おじいちゃん、おばあちゃんかえら伝えられた事】④平成4年 新人看護師の救世主

 

平成4年

約30年前に

 

誰もが体験する

新人看護師としての1年目を私も体験しています。

 

午前のメインイベントである

点滴

 

トントン(ドアの端をノックする)

20歳新人看護師の私「ししし失礼します。〇〇さん点滴です。」

 

言葉まで震え

 

人生の大大大先輩である

患者さんの側で

再び点滴の準備が始まります

 

患者さん「思いきってやってごらん。」

 

20歳新人看護師の私「すみません」

 

50歳現在の私「先に謝るのね。」

 

失敗すると患者さんは辛いのですから

絶対に絶対にうまくいきたいのです

 

不器用でもないけれど

手が本当に震えます。

失敗を恐れると震えは止まりません。

 

目をつぶって

静かに腕を差し出してくれた患者さん

30年後の現在でも、お名前とお顔を記憶しています。

 

私の緊張への配慮

そして、

私の看護技術への恐怖(*≧艸≦)もあるでしょう。

 

患者さん「ありがとう」

 

うまくいった日も、失敗してしまった日も

優しい言葉をかけてくれました。

 

「もっと頑張ろう、もっと上手くなりたい」

と、自然に誓うことができるのです。

 

患者さんが呼吸の苦しい日は

心から背中をさすって良くなって欲しいと願いました。

 

もっとアセスメントできたら

効果的な援助もあったかもしれませんが

看護師1年生の私は背中をさすりました。

 

 

看護師は患者さんによって成長させていただき

看護師の成長は、患者さんの助けとなり

それを50歳の現在も今後も

繰り返していくように感じます。

 

患者さんは師の1人

 

患者さんの言葉は

優しい時も厳しい時も心に刻まれます。

 

救世主である患者さんに

優しさや思いやりを学び

看護師として成長した一場面でした。

 

今日は

数えきれない多くの患者さんに

30年分の感謝を込めて

文章を書かせていただきました。

 

🌲80歳の私へ

30年後、

看護師の援助はどう変化しているのでしょうか。

私はロボットも援助者の1人と考えています。

人間である看護師の体力の限界など

様々な現在の課題が

緩和されているかもしれませんね。

 

そんな人工知能時代

 

緊張しながらも

一生懸命援助する新人看護師の元気な姿によって

笑ったり癒されたりと、沈みがちな患者さんの感情が回復するといいなと思っています。

 

30年後

人間の皮膚に似て柔らかいであろうロボットの手を借りながら

体温を感じる生身の看護師がもつ

感情ある援助が伝わるといいなと思うのです。

꒰ღ˘◡˘ற꒱